どうしたら文章ってうまくなる?? その169




今日は、「かかる言葉」「受ける言葉」を明確にすることについて。
何気なく文章を書いていると、案外ややこしい文章になってしまっていることが多々あります。特に修飾語には注意が必要です。

例文です。

●最近、復刻版が出て甦った時計を欲しいと思っている

何とも思わない文章かもしれませんが、これだと「最近」「復刻版が出た」と、「時計が欲しい」のどちらにかかるのかがハッキリしません。

●そのコンサートは、激しい拍手と演奏により好評でした

「激しい」が、「拍手」「演奏」の両方にかかるので、どちらがより好評を得たのかがハッキリしません。

かかる言葉(修飾語)と受ける言葉(被修飾語)はなるべく近づけて、関係性をハッキリさせることが大切です。誰が読んでも同じ意味になる文章でなければ、いい文章とは言えないからです。

修飾語に関しては、『どうしたら文章ってうまくなる?その68』『どうしたら文章ってうまくなる?その70』にも書いたので参考にしていただきたいんですが、改めてルールを書いておきますね。

・主語と述語はできるだけ近くに置く
・重要な内容ほど先に置く
・修飾語は長いものを先に、短いものを後に置く

これをきちんと意識することで、ややこしい文章にはならなくなります。
参考にしてください♪

この記事が気に入ったら
「ViewCafe」にいいね ! しよう




ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。