どうしたら文章ってうまくなる?? その76




『どうしたら文章ってうまくなる?? その19』で、文章の「てにをは(助詞)」について触れましたが、今回は「てにをは」の中の「に」の使い方に突っ込んでみたいと思います。

「に」は文章の中で本当にたくさん使われていますが、いちいち気にはしていませんよね(笑)
だからこそ、間違った使い方をしていても気づかないことが多いです。
いくつかの例があるんですが、一つずつ紹介していきますね。

「に」よりも、「には」にした方が良い例

×私、将来ライターになりたいという夢がある。
○私には、将来ライターになりたいという夢がある。

(もし「私は」で書くなら、「私は将来ライターになりたいという夢を持っている」でしょう)

×私、事態が悪い方向へ進んでいるように思える
○私には、事態が悪い方向へ進んでいるように思える

(もし「私は」で書くなら、「私は、事態が悪い方向へ進んでいるように思う」でしょう)

×友人との交際費、どの人も結構お金をかけている
○友人との交際費には、どの人も結構お金をかけている

これらは「能動」と「受動」の関係性で変わってくるのですが、×の文章でもある程度意味が伝わってしまうだけに、間違いが多いのかもしれません。
この「に」の使い方は、次も続けていきますね!

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ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。