どうしたら文章ってうまくなる?その40「読点の効果的な使い方」




 

読点は、打つ場所が大事

 

『どうしたら文章ってうまくなる?その35』でも句読点のことを書きましたが、

今回は読点を打つ場所のことを書きますね。

読点は軽く見られがちなんですが、打つ場所によって文章の意味が変わって

しまうことがあります。

 

すると読み手に文章の意味を推理させてしまうことになるので、読み手に優しい

文章にはなりません。

 

読む方もイヤになってしまいますよね。

読点は文章を読みやすくして、その文章への誤解を防ぐために打つものです。
でもあまりたくさん打ち過ぎるのもダメですよね。

 

 

読点を打つ基本的な場所

 

ここでは基本的な場所を書いておきます。

・言葉を対等に並べる場合
・文章が重なる時の境目
・倒置文の場合
・ある言葉を強調する場合
・感動詞の後
・挿入句の前後

 

この辺りの詳しいことはまた順番に説明していきますが、打つ場所によって

意味が変わってしまう文章の例を書いておきますね。
 

 

「母親は楽しそうに砂遊びをしている息子を見ていた。」
 
 
「楽しそうに」しているのが、母親なのか息子なのかが分かりません。
打つとしたら、
 
 
1.母親は、楽しそうに砂遊びをしている息子を見ていた。
2.母親は楽しそうに、砂遊びをしている息子を見ていた。

 

このどちらかです。
自分の文章がこんなことになっていないか、チェックしてくださいね。

 

 

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戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。