前回の記事、「ブログ記事を書く時間が長い人が陥る、2つのパターン」 では、ブログ記事を書いている時間が長い人が陥っている2つのパターンについてお話しました。
1. 書いている時間ではなく、「考えている時間」が長い。
2. 思いつきでどんどん書いていくので、無駄に文章がダラダラして長い。(つまり長い文章を書くので、書いている時間も当然長い)
前回は(1)の「考えている時間」が長い人は、まずこうしたらいいということをお伝えしましたので、今回は(2)の「文章がダラダラして長い」人へのアドバイスを。
◆文章が長くなる人の文章の特徴
この(2)のパターンで書いている人の記事は本当に長いです。
例えば、美味しい焼肉を食べた話を書いていたはずが、突然途中から過去に食べた美味しい焼肉の想い出話になっていたり、肉の部位のウンチクに発展していたりするような感じです(笑)
このように記事を読んだ人を、「で、結局なんの話だったの?」と謎に陥れる文章の特徴は、
「文章の構成ができていない」
ということ。
文章の構成とは、いわば文章を書く前の設計図。
これから家を建てるというのに、設計図なしに家を建て始めると、どんなことになるかは想像がつきますよね?
つまり、設計図なしで家を建てるのと同じことが記事内で起こっているのです。
◆簡単にできる文章構成の方法
「え~、文章構成って難しいんでしょ?」
「面倒臭そう…」
という声が聞こえてきたような気がしましたので、文章を書くのが苦手な人でも、簡単にできる構成の方法をお伝えします。
それは、書く前に「書きたいこと(伝えたいこと)を箇条書きにして書き出してみる」ということです。
まずは、タイトルにもなるような軸になる伝えたいことを。
仮に文章の書き方セミナーに行って来たことを書くとします。
・文章の書き方セミナーに行って来た ←軸
これの下に、書こうと頭の中に思い浮かべていることを書き出します。
・行こうと思ったのは、自分の書く文章が無駄に長くなって読みにくいと思ったから
・会場が駅からちょっとわかりにくくて行くのに迷った
・講師が経験豊富で事例が多くて分かりやすかった
・たくさんメモをして手が疲れた
・質疑応答で思い切って質問した
・質疑応答でもらった答えをシェア
・これからもっとたくさんの文章を書こうと思う
・帰りにお腹がすいたのでラーメンを食べて帰った
という感じですね!
それから「軸に沿って一番伝えたいこと」に○をつけて、それに関係のないもの、なくても通じるものを消していきます。
ブログ記事の長さなら、3つか4つくらいまでに絞るといい長さになると思います。
上記の場合、
・会場が駅からちょっとわかりにくくて行くのに迷った
・たくさんメモをして手が疲れた
・質疑応答で思い切って質問した
・帰りにお腹がすいたのでラーメンを食べて帰った
辺りはなくても通じますね。
これで頭の中にあった「文章が無駄に長くなる要因」を消すことができました。
会場に行くのに迷ったとか書き出すと、到着までのストーリーで長くなるのは一目瞭然ですよね。
読者もそこで「面白くない」と思ってしまうでしょう。
構成をしないで書くと、頭の中に浮かんだこういったことを書き連ねてしまうので要注意!
そして、上から順に見て、ストーリーがスムーズに運べるように並び替えて組み立てます。(付箋に書き出すと並べ替えが実際にできて、目で確認できるのでおすすめ~)
◆これでスッキリ!内容が横道に逸れない!
上記の場合は、流れで書き出しているので特に並べ替える必要はありませんが、まとめるとこんな感じです。
・行こうと思ったのは、自分の書く文章が無駄に長くなって読みにくいと思ったから
・講師が経験豊富で事例が多くて分かりやすかった
・質疑応答でもらった答えをシェア
・これからもっとたくさんの文章を書こうと思う
これで横道に逸れることがなく書けますね!あとは、その流れに沿って書けばOK。
書きながら、話を膨らませないようにさえ気をつければ、かなりすっきりして読みやすい印象になります。
おそらく5分もかからずにできることなので、文章が長くなる人はぜひお試しください!