「セールスレター」と聞くと、恐ろしく長い文章で煽られる、というイメージが強い方も多いと思います。
確かに、そのようなセールスレターはよく見かけます。
そのイメージが強いのか、「どうしても人に自分の商品やサービスを売る文章を書くことに抵抗がある」とおっしゃる方からのご相談をいただくことがあります。
◆セールスレターを書くときは、こんな気持ちで書いてみよう
私はネットオークション歴は15年ほどになり、一時はオークションだけで生計を立てていた時期もありました。
「ヤフオク」や、携帯オークション「モバオク」の著書もあります。
ネットオークションを通じて、またお仕事でネットショップの商品説明などを書いて、「お客さまに買っていただくためには?」ということを15年間考えてきたわけですが、テクニックの前に大事なことがあります!
セールス文章(セールスレター)を書くときは、
大好きな人にラブレターを書くような気持ちで書くこと。
◆セールスレターは読んだ人の気持ちを動かすこと
このように、セールスレターをお客さまへのラブレターと考えると、さまざまなことがとても理解しやすくなります。
例えば、書く前に絶対に考えなければいけない「ターゲットは誰?」ということ。
ラブレターを書くのに、誰に書くのか分からないようでは、相手の気持ちを動かすことなど無理だということが分かりますよね。
貰ったほうにしても「この好きって誰に書いてるの?」というようなラブレターだと、差出人に興味も湧かないでしょう。
また、大好きな人に
「私はあなたのことが大好きだから、私と付き合うといいことがありますよ」
という一方的な押し付けや、
「今すぐ私と付き合わないと、あなたの身に大変なことが起こります」
という強迫のような文章を書くことなんてできませんよね。
大好きな人に、自分のことを知って欲しい。自分の想いを伝えたい。
そして、もし気持ちが届いたなら一歩を踏み出す関係になりたい……。
そう願いながら、一文字一文字に想いを乗せて書くのがラブレターです。
セールスする文章を書くのが苦手~、という方は、
「今から、ラブレターを書こう♪」
という気持ちになって、お客さまを「大好きな人」に変えて文章を書いてみてください。
ラブレターもセールスレターも本来、想いの基本は同じなんです。
◆セールスレターを書くことへの抵抗感の原因
あなたが大好きな人に絶対書かないであろう文章を、セールスレターで書くということをしようとするから、気持ちが重くなったりして書けなくなるんです。
「嫌われないかな…」
という気持ちが働くからですね。
もちろんどんなに想いを込めて書いたラブレターであっても、相手から
「ごめんね」
という結果になることはあります。
でも、相手のことを考え、想い、伝えたこと、そしてそれに対してお返事という反応があったら嬉しくはないですか?
◆誰に向けて書くのかをキチンと決めて!
セールスレターを書くのが苦手な方、
●売り込むのではなく、自分(商品・サービス)を知ってもらう。
●煽るのではなく、想いを伝える。
というように、ラブレターを書くように書いてみてください。
その前に、「この人にラブレターを書こう」という、ターゲットを決めることをお忘れなく♪
そうじゃないと、届けたい相手には届かないばかりか、違う人に届いてしまうかも知れませんからね(笑)