一文の読みやすい目安は、50~60文字。
人が一呼吸で読める目安でもあります。
一文が長いと、読み手はどうしても疲れてしまいます。
一文が長くなる人は、余分な接続詞で文章をつなげている場合がほとんどです。
「~ですが」「~なので」「~だと思うのですが」と、自分の考えや伝えたいことを一気に書いてしまうんですね。
一文が長くなってしまったときは、その文章がいくつに分けられるかを考えてみましょう。例えば、
私は父親と母親の3人家族で、小さいころは「兄弟がほしい」と言って両親を困らせたものですが、高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになって、「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました。(106文字)この文章だと、
・私は父親と母親の3人家族です
・小さいころは「兄弟がほしい」と両親を困らせました
・高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになりました
・「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました
と、4つの文章に分けられます。
文章をつなげてもおかしくないのは、上の2つの文章と、下の2つの文章です。
私は父親と母親の3人家族で、小さいころは「兄弟がほしい」と言って両親を困らせました。でも高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになって、「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました。
と分けると、読み手は疲れなくなります。
一文が60文字以上あっても、「 」で会話があったり、読点「、」の位置をきちんと置くことで疲れさせないようにできることもあるので、工夫しましょうね。