一文が長くならない工夫をしましょう。




一文の読みやすい目安は、50~60文字
人が一呼吸で読める目安でもあります。
一文が長いと、読み手はどうしても疲れてしまいます。

一文が長くなる人は、余分な接続詞で文章をつなげている場合がほとんどです。
「~ですが」「~なので」「~だと思うのですが」と、自分の考えや伝えたいことを一気に書いてしまうんですね。

一文が長くなってしまったときは、その文章がいくつに分けられるかを考えてみましょう。例えば、

私は父親と母親の3人家族で、小さいころは「兄弟がほしい」と言って両親を困らせたものですが、高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになって、「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました。(106文字)この文章だと、

・私は父親と母親の3人家族です
・小さいころは「兄弟がほしい」と両親を困らせました
・高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになりました
・「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました

と、4つの文章に分けられます。
文章をつなげてもおかしくないのは、上の2つの文章と、下の2つの文章です。

私は父親と母親の3人家族で、小さいころは「兄弟がほしい」と言って両親を困らせました。でも高校生くらいになると親ともいろいろと話すようになって、「親の愛情を独り占めできる一人っ子も悪くないな」と思うようになりました。

と分けると、読み手は疲れなくなります。
一文が60文字以上あっても、「 」で会話があったり、読点「、」の位置をきちんと置くことで疲れさせないようにできることもあるので、工夫しましょうね。



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ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。