どうしたら文章ってうまくなる?その905




おはようございます!

このニュース、ご覧になった方も多いかもしれません。

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批判が集まっているこの「サービス・コンセプト」
内容が「あらら」と感じるところもあるんですが、読む側がネガティブな感情を抱いてしまう理由は、書き方にあります。

(文章の一部を抜粋)

・客室乗務員は収納の援助をいたしません
・お客様に対し、従来の航空会社の客室乗務員のような丁寧な言葉遣いを当社客室乗務員に義務付けておりません
・お客様に直接関わりのない苦情についてはお受けいたしかねます
・幼児の泣き声等に関する苦情は一切受付けません
・機内での苦情は一切受け付けません

わかりますか?
内容云々ではなく、「否定形」が多いんです。

人はどんな内容でも、否定されると良い感情が浮かびません。
いくつも項目がある中で、これだけ「~しません」「いたしかねます」と続けば、もし内容がどれだけ良くても、なかなか受け入れてもらえないでしょう。

それ以外にも突っ込みどころは結構あるんですが。
ここは企業なので、お客様に理解してもらという意味では、もう少し文章の書き方を吟味した方良いですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。