今日は、「かかる言葉」と「受ける言葉」を明確にすることについて。
何気なく文章を書いていると、案外ややこしい文章になってしまっていることが多々あります。特に修飾語には注意が必要です。
例文です。
●最近、復刻版が出て甦った時計を欲しいと思っている
何とも思わない文章かもしれませんが、これだと「最近」が「復刻版が出た」と、「時計が欲しい」のどちらにかかるのかがハッキリしません。
●そのコンサートは、激しい拍手と演奏により好評でした
「激しい」が、「拍手」と「演奏」の両方にかかるので、どちらがより好評を得たのかがハッキリしません。
かかる言葉(修飾語)と受ける言葉(被修飾語)はなるべく近づけて、関係性をハッキリさせることが大切です。誰が読んでも同じ意味になる文章でなければ、いい文章とは言えないからです。
修飾語に関しては、『どうしたら文章ってうまくなる?その68』や『どうしたら文章ってうまくなる?その70』にも書いたので参考にしていただきたいんですが、改めてルールを書いておきますね。
・主語と述語はできるだけ近くに置く
・重要な内容ほど先に置く
・修飾語は長いものを先に、短いものを後に置く
これをきちんと意識することで、ややこしい文章にはならなくなります。
参考にしてください♪