どうしたら文章ってうまくなる?? その139




今回は久々に文章の「てにをは(助詞)」について書きますね。
過去の記事でも2回ほど触れていますので、参考にしてください。

『どうしたら文章ってうまくなる?? その19』
『どうしたら文章ってうまくなる?? その76』

今回は「てにをは(助詞)」の中でも使い方が難しい「が」「は」について書きます。
使い方を間違えると文章のつじつまが合わなくなるので要注意です。

●例文1

・私は本を読むこと好きです。
・私は本を読むこと好きです。

声に出して読んでみてくださいね。
上の例文を比較してみると、

「本を読むことは好きです」と書くと、好きなことが複数あって、その中の1つに「本を読むこと」も入っているというニュアンスになります。
「が」を使った場合の方が、より好きだという感情が強く伝わりますね。

●例文2

・私は一冊の本を30分で速読することできます。
・私は一冊の本を30分で速読することできます。

「は」を使うと、速読することはできるけど他の何かができない。もしくは本を30分以内では速読できない印象を与えます。
「が」を使った文章の方が、ハッキリとしていて速読に対しての自信が表れています。

どちらの例文ともニュアンスの問題なので、使い方を間違えると読者に違う意味が伝わってしまいます。
こういう例はたくさんありますので、自分の書いた文章で「が」「は」を入れ替えてみるとよくわかると思いますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。