どうしたら文章ってうまくなる?その68「文節のカップリング」




 

文章を読みやすく、分かりやすくするための細かいテクニック

 

2つ、書きますね。

まずは、主語と述語はできるだけ近くに置くこと。

例文です。

●当時、高校生だった私は、市民会館で開かれたピアノコンサートで、

ショパンの「別れの曲」を弾きました

 

もちろん意味は伝わるんですが、書くとするなら、

●市民会館で開かれたピアノコンサートで、高校生だった私は

ショパンの「別れの曲」を弾きました

 

この例文は短いですが、もっと長い文章を書いた時に、主語と述語の間に

たくさんの修飾語などを入れると、意味の分かりにくい文になってしまいます。
主語と述語をなるべく近くに置くことで、分かりやすい文章になります。

次に、修飾語は被修飾語の近くに置くこと

例文です。

 

●決して私は、そのような立派な人間ではありません

これも意味は伝わりますが、次の方がより伝わりやすいです。

 

●私は、そのような立派な人間では決してありません

 

こういう位置の関係は細かいようですが、少し意識するだけで

読み手にとても親切な文章になります。

自分の書いた文章の主語や述語、修飾語の位置を常にチェックする

ようにしましょう。

 

 

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戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。