ライターのギャラだけで食べていけるようになりたかった。




ライターと名乗ったからって、当然ですがすぐに稼げるようになるわけではありません。

そもそもライターの年収は低い。(と言われている)
初めて雑誌の記事を書かせてもらったとき、

・取材先にアポをとって
・取材に行って(カメラマンも兼ねて)
・戻って記事を書いて

2日間かけて、提出した原稿のギャラが4,000円だったとき、真剣に「無理だ」と思いました。

雑誌を否定しているわけではないですよ。
ライターのペーペー時代だったし、雑誌は初めての仕事だったし、経験としてやらせてもらったことには今でも感謝してます。

フットワークが軽く、いろんな場所に取材に行くことを楽しめる人は、きっと雑誌向きなんだと思います。
私は1冊の本にじっくり取り組んで、10万文字書くほうが向いているんでしょう。
やっぱり本が好きだし。

とは言っても、次々に本のライティングの依頼が来たわけでもなく。
口コミでポツポツと依頼をいただくことはあっても、何もない月もあるわけで。

もちろん本だけでなく、いろんな仕事をやりました。
セールスレター、メルマガ、ブログ記事、ホームページ、会社案内、パンフレット、セミナーレポートなどなど、忘れているものもあるかも。

どれも一生懸命やりました。
うまくいかなかったこともあります。
順風満帆なライターなんて、きっといないです。

それでも踏ん張ったのは、「ライターのギャラだけで食べていけるようになりたい」という強い気持ちがあったから。

そんな思いで仕事をしていて、それでも一気に仕事が増えることもなかったけど、流れが変わったのは、やっぱりアメブロのおかげかなぁ?

ブログを育てるために必死で努力したのは私だけど、その努力が全て良い結果につながったのは、アメブロだったから、という気がします。

今はね、ありがたいことに、私に来た仕事もライター講座の卒業生に手伝ってもらうことも増えて、いろいろと循環できるようになりました。

こんな記事を書いたのは、昨日ライター講座の受講生と話をしたから。
みんなすぐに稼げるようにはならないけど、きちんと目標を決めて、自分に負けないで努力を続ければ、思う人生になるよ、と伝えたかったから。

ライター10年選手の、正直な気持ちです。


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ABOUTこの記事をかいた人

戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。