願う言葉は、相手の頭の中を読む。




売れに売れている、この本。

伝え方が9割/ダイヤモンド社
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著者の、以前書かれたコラムを読ませてもらう機会がありました。(以下、抜粋)

「ある地域で、痴漢が多発する場所がありました。住人の協力で『痴漢に注意』というポスターを作って貼り出したけれど、何の効果もなし。そこで住人は、ポスターの文章を変えました。それで何と痴漢は出なくなりました。その言葉は?

『住民のみなさまのご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます』

おーーー!という感じですよね。
最初の言葉は、痴漢されたくない人に向けた言葉。
書き替えた言葉は、痴漢に向けた言葉。

痴漢が多発する場所だから、痴漢が読むとふんで考えた言葉。
痴漢が困ることを考えて出た文章。

願う言葉は誰に向けて発するか、誰の頭の中を想像すればいいのか、勉強になる文章です。

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戸田 美紀

戸田 美紀

戸田美紀 Excelwriting(エクセルライティング)代表 ライター、セミナー講師、ブログ構築コンサルタント。 2005年から書籍専門ライターとしてビジネス書を中心に、執筆活動を開始。 インタビューを得意とし、経営者、起業家、専門家などのブックライティングを手がける。 2012年からはブログ講座、文章講座、出版企画書作成講座、ライター養成講座も開始。 ブログを中心とした「自分メディア」の大切さについて、これまでに勉強会やセミナー、コンサルティングを通じ1000人以上に伝えている。